こんにちは。
私自身も就活時代にいろんな会社説明会に参加してきましたが、社会人になってから振り返ると、「もっとちゃんと見ておけばよかった…」と感じることが少なくありません。
説明会というのは、ただ情報を“受け取る”だけではなく、企業のリアルな姿を見抜くチャンスです。
今回は、「入社後に後悔しないために、会社説明会で必ずチェックしておきたい5つのポイント」をご紹介します。
働いている人の“雰囲気”を見る
説明内容よりも重要なのが、登壇している社員の雰囲気です。
どんな表情で話しているか、言葉に熱がこもっているか、学生への対応は丁寧か。
そうした細かな部分に、会社の風土がにじみ出ます。
もし社員がどこか機械的で元気がないようなら、「仕事がハードすぎるのかな?」「職場に余裕がないのかな?」といった推測も成り立ちます。
逆に、明るく自然体で話す社員が多い会社は、社内の人間関係が良好な可能性が高いです。
キャリアの実例を質問する
よく「教育制度が充実しています」といった説明がありますが、それだけでは中身はわかりません。
大切なのは、実際に働いている人のキャリアパスです。
✔ 質問例:「新卒で入社された方は、3年後、5年後にどんな業務に携わるケースが多いですか?」
この質問で、その会社における“普通の成長パターン”が見えてきます。
数年間じっくりと育成する会社もあれば、比較的若い時期からいろんな仕事を任される会社もあります。
制度と現実にズレがないかを確認しましょう。
配属や勤務地の現実に注目
「全国転勤あり」「配属は全社的に決定」などと書かれていても、実態は会社によってまちまちです。
地方勤務の割合、希望部署への配属の通りやすさなど、“配属ガチャ”に関わる情報は説明会でこそ掘り下げられます。
✔ 質問例:「実際に配属希望はどれくらい反映されるのでしょうか?」
企業の“本音”が聞けることがあります。
「希望は聞けますが、若いうちはいろいろとチャレンジするのがよいと思いますよ」などと言われれば、最初の勤務地は希望どおりでない可能性がでてきます。
希望通りでないからといって嘆くことではありません。いろんな地域や事業所を経験するのは楽しいことではあろうと思います。
業務内容が具体的に語られているか
抽象的なキーワード――「やりがい」「裁量」「スピード感」など――に終始する会社は要注意です。
大事なのは、入社1〜2年目でどんな仕事を任されるのか、どんな1日を過ごすのかといった、具体的なイメージが持てるかどうか。
✔ 質問例:「入社後、1年目の1日の業務スケジュールを教えてください」
この答えが具体的かどうかで、会社の誠実さと情報開示姿勢が見えてきます。
定型的な業務をしっかりやりながらキャリアを積んでいく会社もあれば、常に変化する事業環境の中で短い期間で新たな仕事に対応しなければならない仕事もあります。
あなたに希望にマッチした業務内容かをよく確認しましょう。
質問タイムの“空気感”を見る
説明会の最後にある質問タイム。ここは、会社の「学生への向き合い方」が一番出る場です。
- 学生の質問に丁寧に答えてくれる
- 若手社員が積極的に補足してくれる
- 少し突っ込んだ質問にも誠実に対応する
こういう対応をしてくれる会社は、学生を“未来の仲間”として見ていると感じられます。
逆に、テンプレ回答や「それはHPをご覧ください」ばかりの会社は、少し注意が必要かもしれません。
会社説明会は「見極めの場」
会社説明会は、企業があなたを評価する場ではありません。
むしろ、あなたが企業を評価し、見極める場です。
説明会で見るべきポイントをまとめると:
- 社員の表情・話し方・雰囲気
- 実際のキャリアパスや働き方
- 配属や勤務地のリアル
- 業務の具体性
- 質問タイムでの誠実さ
これらを意識して説明会に参加すれば、入社後のミスマッチはかなり防げます。
せっかく時間を使って参加するのですから、ただ聞いて終わりにせず、主体的に「この会社で働く自分」を想像しながらチェックしてみてください。
あなたが納得のいく企業選びができるよう、応援しています!