こんにちは。社会人歴20年超、100人以上の新卒・中途面接に関わってきた技術系会社員です。
今回は、「学歴に自信がない」「どうしてもアピールがうまくできない」という就活生に向けて、“伝え方”ひとつで印象が変わる自己PRの方法についてお話しします。
採用の現場では、**学歴よりも「伝え方の巧さ」や「誠実さ」**が響くケースが意外と多いものです。
むしろ、学歴を振りかざしたアピールは、かえって印象を悪くすることさえあります。
なぜ“伝え方”が重要なのか?
企業が知りたいのは、「この人と一緒に働きたいか」「自社で活躍できるか」です。
それを判断する材料は、あなたの伝える言葉と、そこに込められた思考や人柄。
学歴や肩書きでは伝わらない、人間性や価値観こそが、就活で差をつける武器になります。
非難されない“伝え方”のポイント3つ
① 自慢にならない言い方をする
NG例:「僕は◯◯大学なので、周囲より優れていると思います」
OK例:「学業で培った論理的な思考を、実務にも活かしていきたいと考えています」
→ “だから何ができるのか”をセットで語ることで、嫌味なく伝えられます。
② 謙虚さと具体性を両立させる
NG例:「努力すれば誰でもできることだと思いますが…」←印象がぼやける
OK例:「アルバイトで新人教育を任される中で、教える順序や伝え方を試行錯誤した経験があります」
→ 具体的な行動と結果をベースに、過度にへりくだらないのがコツです。
③ “過程”を丁寧に伝える
→ 結果よりも、そこに至るまでの考え方や工夫にオリジナリティが出る。
特に「自分なりに工夫したポイント」は、相手の共感を呼びやすくなります。
よくある勘違い
・「インパクト重視で目立とうとしすぎる」
・「自分を大きく見せるために盛る」
→ これは逆効果になりがちです。
採用担当者は、嘘っぽさや過剰な演出を見抜きます。
大切なのは、「誠実な語り口で、自分らしさをきちんと伝えること」です。
まとめ
就活において「学歴」は参考情報でしかありません。
企業は、“どんな環境でも自分の強みを活かして前向きに行動できる人”を求めています。
そのためには、「どう伝えるか」がとても重要。
根拠あるエピソード・誠実な語り口・前向きな視点を意識すれば、学歴に自信がなくても、十分に評価されます。
ぜひ、あなたらしい伝え方を見つけて、等身大の魅力を届けてください。